理事長メッセージ

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プロの医療従事者を目指して

今、医療を取り巻く環境は、少子高齢化の進展や医療技術の進歩により大きく変化してきています。さらに、社会が複雑化し価値観が多様化する中で、私たちの提供する治療や看護、介護といった医療サービスに対するニーズも、医師やスタッフ一人の能力や知識では到底対応できないほどの広がりを見せています。

これら地域の期待に応え、地域の皆様のお役に立つために、医療に携わる者は、よき医療人である前によき社会人であるべきであり、職員一人一人が相手の身になって物事を考えなくてはなりません。

そこで最近注目されているのが、チーム医療・チームケアという考え方です。当グループでは、多職種連携がこれに当たります。一人の患者の治療・介護にそれぞれの専門知識を持ったスタッフが参加するシステムです。チーム内では、治療・介護計画を踏まえてそれぞれの職種の垣根を越えた活発なコミュニケーションが交わされ、さまざまな専門職のノウハウを集めて“集学的な”医療を提供します。また、お互いに勉強し合い、さまざまな情報を共有し合い、チーム全体のレベルアップにつなげていきます。そうすれば必然的に提供する医療の質も高くなります。

チーム医療を担う一員として成長するためには、プロの医療従事者として自分に何が足りないか、何が必要なのかを常に考え、そのために学習し、行動していく姿勢が重要になります。社会が刻々と変わっていく中で、求められる医療もまた変わっていきます。日々の変化に柔軟に対応し、常に学びを繰り返すことが大切なのです。

自らの成長の喜びを、患者さんの喜びに重ねたい──。
そんな想いを共有できる人材を、私たちはお待ちしています。

理事長竹下 力

理事長 竹下力